2月4日に開催された、柏商工会議所青年部45周年記念事業「柏冬祭り〜YEG✕学生〜」のイベントについては先日記事をアップしましたが・・

そのエピソード0を紹介します！
上の記事に紹介したコラボ飯が実現するきっかけは、2022年10月に行われた柏商工会議所青年部主催の柏ビジネスコンテスト。「柏駅周辺を活性化させろ」というミッションに対して近隣の高校3校から4つのチームが出場、各チームの力強い発表の中で見事、アカデミックフロンティアコースのチームが優勝を果たしました。それから1年半の長い時を経て、この度の実現となりました。発案当初から完成した現在までを該当生徒に思いを語ってもらいました。
https://k-nittai.ed.jp/post_info/16025.html
Q.発案時はどんな思いでしたか？
Sさん：インターネットでまちおこしの成功例に片っ端から目を通し、柏駅前の様子と照らし合わせながら適合する案をいくつか挙げたときに「プロジェクションマッピング」が一番しっくり来たんです！また、駅前そごうの有効活用を念頭においていたため、プロジェクションマッピングをそごうへ投写すれば、柏市民の「柏市に対する思い」を呼び起こすことができると考えました。
Iさん：私は当初、路上ライブを行う案を考えていました。しかし、集客性や実行できる計画にするには難があるなと感じていました。そこで、Sさんの考えていた「そごうへのプロジェクションマッピング案」を聞き、自分の案もそこで実現できるのでは？と感じ、この案に参加しました。
Wさん：一人で考えるのでは具体性や現実性をもたせるのが大変だったところが、3人でブラッシュアップしていくと化学反応を起こしたようにプランが具体性や現実性を帯びたものになっていって楽しかったです。「これは本当に実現できるかもしれない」という気持ちが強まりました。まさに、「三人よれば文殊の知恵」ですね！
Q.実現までの道のりで苦労したことは？
Iさん：予算縮小や実現したいことと現状の乖離など、困難な状況は正直少なくなかったですね。
Sさん：予算の都合はもちろんのこと、商工会議所との対話の機会が少なく、お互いの意思疎通に時間を要することもありました。
Wさん：開催予定日までの期間も短く、自分たちも勉強や生徒会、部活動などそれぞれが取り組んでいる課題があり、「このプロジェクトが本業！」と言えるほどはできませんでした。しかし、商工会議所の方たちも自分の会社の経営もある中でなるべく私達の案に近いものを実現しようと尽力してくださいました。その熱意を感じて自分たちの熱意も再燃し始めましたね。
Iさん：そうでしたね。私も他でやっていた活動で物事を形にしていく難しさを体感していた時期でした。その中で、考えを実行できることに価値を感じられる様になったのも今思えば「成長」だったかもしれないです。
Sさん：私も2人の言っているようなことは感じていました。そこから改めてそのプロジェクトを進めていく中で、計画を予定通りに実行する難しさと双方の意見が合致したときの達成感を感じることができました。これを高校生のうちに体感できたことは本当に良かったです！
Q.完成品を見て感じたことは？
Sさん：夕方、柏駅のデッキを通るとイルミネーションの前で写真を撮っている人を見ることができました。自分たちが考案したものが約1年半越しに実現できて心躍る気持ちでした。
Iさん：Sさんに言われちゃったなー（笑）　女子高校生や子連れの家族が写真を撮っているところを見て、自分たちの活動で人と人の繋がりをより強めることができたことを感じ、感動しました。
Wさん：正真正銘、世界中どこを探しても「柏にしかないもの」を作ることができた！これが一番嬉しかったですね。それを考えて、形にすることができた実感はとても大きかったです。
Q.今後の柏にどうなっていってほしいか？
Iさん：柏は千葉の中だと都会の部類に入るかもしれませんが、農業が強い面もあり、都心と田舎の良さを兼ね備えていると思います。それを活かして、活動していきたいと感じます。
Sさん：このイベントの発端となった柏ビジネスコンテストの重要課題でもあった駅前の活性化に貢献できたと感じています。これから、柏というこの地域がさらなる経済成長や駅目の活性化を遂げて、予算の都合上、実現が困難であったプロジェクションマッピングができる日を心待ちにしています。
Wさん：イルミネーションはもちろんのこと、冬祭りの屋台も繁盛し、大成功に終わったと思います。今回、開催が実現したことは大きな一歩だと思います。この経験と実績を土台に自分たちが最初に考案した、大規模なプロジェクションマッピング・路上ライブのイベントも実現させて行きたいです！
https://event21.co.jp/ibekatu/user/0017705.htm